ゲーム論をひとつ

ダラダラ書く前に、最低限の俺の主張をかいとくべきかと思ったのでひとつ。
ゲームウォッチから遊んでる古参な変わり者の意見です。



とらえず俺がゲームに要求するのは、
何はともあれストレスを感じないこと。ロード時間、操作性、カメラワーク等。
ここがぞんざいなモノは、どんなに内容が良くても及第点止まりです。
そういう意味でポケモンは、内容はバッチシだけどせいぜい及第点。
GCが神ハードだったと思ってるのはこの辺が大きい。


次に、お手軽であること。
仰々しいのも結構ですが、本質は暇つぶしにあるという点を忘れてしまうと
じゃあ映画見ればいいじゃん!的な中途半端なモンになってしまうので。
50時間を細切れにして遊んで、最後で伝えたいものが100%伝わる可能性はほぼ無いと思ったほうが良い。
1回のプレイで終えられる、5時間程度に集約しない限り、100%の感動は得られないかなぁと思います。
いわゆるシナリオ偏重のギャルゲーとかは、そのへんを弁えておかないと。
まー、コアゲーマーを相手にしてる限りは気にしなくて良い問題なのかも知れませんけど。
正直Airとかタルくて無理すぎた。


でまあ、その上で内容が面白いこと。
内容というのは、ジャンルによっても違うのであれだけども、
ゲームにおいてプレイヤーが起こしたアクションによる結果が楽しさに結びつくっちゅうことか。
アクションゲーであれば、ノルマをクリアした時の嬉しさ。
RPGであれば、プレイ中のプロセスやら読了した時の読後感が大事。
そういう意味じゃ大神はホントに神がかってたと思う。
自分が起こしたアクションがゲーム内に及ぼす影響がわかりやすく、楽しい。
トワプリは昨年中にざっと終わらせたけど、俺評価では大神にはとても及ばない。


新ハードが出るたんびに、「画質が上がった」とか「ポリ描画が何千万できる」とか
「ハードの容量が5倍になった」とか最近はそういうのが売りになるようだけども
画質の向上はむしろゲム業界の寿命を縮めているだけな気がしてしょうがない。
画質は一旦上がってしまうとその後は下げることができないものなので、必然開発費の下限が上がってくる。
開発費が上がるってことは大手にしか相応の開発力がないという状況になるわけで、
イデア勝負的な新ジャンルの発掘がどんどん難しくなってくる。
今の据え置き市場はまさにそういう状況なんじゃなかろうか、と思ったりします。
定番ものか、続編ものばっかり出ちゃって。
その点、DSやらGBAは開発側はコストが抑えられて、消費者側は手軽に楽しめる。
ソフトの充実っぷりは消費者からしてみると選ぶのが難しくて地雷踏む可能性もあるんですが、
ファミコンが出た当初のお手軽感を継承してるのはやっぱこっちかなーと思いますね。
SFC晩期のソフト1万円越えとかは、今思うとちょっとありえないですね。


ひとつ思うのは、今回は特にそうなんですが
WiiにしろPS3にしろ下位互換性が保たれている以上、コスト増を回避するためには
別に新プラットフォームでの開発に限る必要はないんじゃないかということ。
特に、PS2での販売は今後も当分続けていけるかな、と思います。
Wiiやってて思ったのは、やっぱディスクが12cmになった分データ量が増えてるんで
読み込み速度の面でGCには劣るかなぁってとこ。
その点はGCソフトとして作ってしまえば問題なしですし。
あるいは8cmのWiiソフトって選択肢もあるっちゃあありますが。
XBOXは確か下位互換ダメなんでしたっけ。まぁここは既存の開発ノウハウがそのまま使えそうですしね。
ハードメーカ側の意向でダメってのもあるのかも知れませんけども。


で、ひそかに注目してるのがWiiダウンロード販売
これ、過去の名作のほかにプチゲーム的な?新作をDLできる仕組みがついている様子。
新しいゲーム流通の形になってくれるんではないか、と期待してます。


という感じ。相変わらず取り留めのない内容ですが。
んでま、明日以降に昨年プレイしたゲームを振り返ってレビューしてみようかと思ってます。
全部で…10本くらいかなぁ。